こんにちは 中曽根陽子です。当サイトにご訪問いただきありがとうございます。
ここでは、私の「これまで」と「これから」について、少しお話をしたいと思います。よかったらお付き合いください。
私はこれまで、「日本中のお母さんと子どもたちを元気にしたい」という思いから、常に読者の視点で、書籍の企画・執筆・編集活動などを行ってきました。
約20年前、最初に作った本が、『子どもと出かけるあそび場ガイド』(メイツ出版)のシリーズです。
当時、小さな子どもを抱えてのお出かけは今よりもっと大変でした。
密室育児でストレスを溜めがちなお母さんたちのために、子連れでも一緒に楽しめる場所を探し、トイレやベビーカーの利用のしやすさなどをママの目でチェックしたガイドブックを作りました。当時は、トイレにベビーシートも無く、お子さんと一緒にトイレに入るのも大変だったのです。
そこで私たちは、取材に行くたびに「トイレにベビーシートはついていますか?」という質問をして歩き、設置して無ければ「これがついていればお母さんは利用しやすくなります」とお話ししました。
その結果、翌年には設置されるあそび場が増えていったということがありました。
今では当たり前になっているベビーシートですが、当時はそんな状況だったのです。その経験を通じて思ったことは、「私たちが声をあげていくことで、社会をよりよく変えていくことはできるのでは」というものでした。
それ以来私は、「子ども×親=笑顔」をふやしたいという思いで、仕事をしてきました。
おかげさまで、その思いに共感してくださるたくさんの方のご支援を頂いて、活動の場も少しずつ広がり、今では書籍だけにとどまらず、雑誌、新聞、ラジオ、テレビ、WEBと様々なメディアを通して情報を発信させていただいています。
教育という分野については、私自身の子育ての体験を経て、2006年に『後悔しない中学受験』(晶文社)を出版したことをきっかけに教育現場のリポートが始まり、教育現場の生の姿やそこに関わる人たちの声をお伝えしてきました。
その中で、偏差値型教育の限界を感じ『子どもがバケル学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)も執筆しました。
その後、デンマーク・オランダの教育視察も行ない、多様なステイクホルダーによってこれからの教育を考える「フューチャーセッション」も開催してきました。
今、グローバル化や人工知能の発達などによって、社会の変化は加速度的に進んでいます。
過去に学んだことや自分の体験だけを基にしていては、未来を生きる子ども達の教育はできません。
しかし、多くの親は、一流大学→一流企業=一生安泰・幸せという人生設計図は既に存在したないと分かっていながら、
それに代わる設計図を捜してしまう…。
正解の無い時代に、正解を求めるジレンマに陥っているのではないでしょうか。
そんな時代だからこそ、親自身が学び、視野を広げることがとても大切だと考えた私は、
共感してくれる仲間の力を得て、
「お母さんの知的探究心を未来につなぐプラットフォーム マザークエスト」を立ち上げました。
子どもは未来を創る大切な人材です。
これからも「子ども×親=笑顔」をもっともっとふやすために、仕事をしていきたいと思っています。
すべては、未来を担う子どもたちのために。